本文へスキップ
株式会社オブライト
AI2026-09-14約9分で読めます

GPT Image 2.5とは Flare/Sunburstの違いとAPI料金・1枚あたりコストを解説

OpenAIが2026年9月8日に発表したGPT Image 2.5(ChatGPT Images 2.5)を解説。高速なFlareと編集精度重視のSunburstの違い、公式APIのトークン単価、1枚あたりコストの試算、Gemini 3 Pro Image・Midjourneyとの比較を整理する。


GPT Image 2.5とは何か — 結論を先に

GPT Image 2.5(ChatGPT Images 2.5)は、OpenAIが2026年9月8日に発表した画像生成モデルである。APIでは高速な既定モデル「gpt-image-2.5-flare」と、編集精度を重視した「gpt-image-2.5-sunburst」の2種類が提供される。公式ブログによれば生成レイテンシは旧モデルのImages 2.0比で最大50%短縮された。APIのトークン単価はテキスト入力$5.00/1M(キャッシュ$1.25/1M)、画像入力$8.00/1M(キャッシュ$2.00/1M)、画像出力$30.00/1Mで、これは公式pricingページの確認上、旧モデルgpt-image-2と全く同一の料金体系である(後述)。

リリース概要

OpenAIは2026年9月8日、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランに「ChatGPT Images 2.5」として展開開始したと発表した。同時にAPI向けに2つのモデルID「gpt-image-2.5-flare」「gpt-image-2.5-sunburst」を公開している。公式発表の見出しは「より鮮明なディテール、より自然な光と質感、参照写真の人物・製品の保持精度向上、長い往復編集での安定性向上、そしてImages 2.0比で最大50%高速な生成」である。

Flare と Sunburst の違い

OpenAIの公式ドキュメントは両モデルの使い分けを「Sunburstは編集精度が最も重要なワークフロー向けに、Flareは高速で高品質な日常的な画像生成向けに選ぶ」と説明している。Flareは既定モデルであり、テキスト中心のシンプルな生成や複数案の反復に向く。Sunburstは参照画像のディテール保持や複数ターンにわたる精密な編集で真価を発揮するが、生成時間はFlareより長くなる。品質設定はlow・medium・high・xhigh・max・autoの6段階(xhighとmaxは今回新設)が両モデルに共通して用意されている。

プロンプトがテキスト中心のシンプルな生成であれば高速なFlareが既定で使われ、参照画像の編集や複数ターンの精密な指示など編集精度が重要な場面ではSunburstが選ばれることを示すルーティング図。どちらも同じトークン単価で課金され、最終的に画像出力へ合流する

API料金 — トークン単価は旧モデルと同一

OpenAIの公式pricingページ(developers.openai.com/api/docs/pricing)を確認すると、gpt-image-2.5-flare・gpt-image-2.5-sunburstの標準料金は、テキスト入力$5.00/1M・画像入力$8.00/1M(キャッシュ$2.00/1M)・画像出力$30.00/1Mであり、これは旧モデルgpt-image-2の料金と完全に一致する。つまりGPT Image 2.5は「同じ単価のまま画質と速度が改善されたアップデート」であり、旧モデルからの値上げではない。ChatGPT上のOpenAI Developer Community公式アナウンスにも「APIはgpt-image-2と同じトークン料金」と明記されている。なお画像生成モデルはテキスト出力を行わないため、テキスト出力トークンの課金はない。

項目標準料金バッチAPI料金
テキスト入力$5.00 / 1Mトークン$2.50 / 1Mトークン
テキスト入力(キャッシュ)$1.25 / 1Mトークン非公開
画像入力$8.00 / 1Mトークン$4.00 / 1Mトークン
画像入力(キャッシュ)$2.00 / 1Mトークン$1.00 / 1Mトークン
画像出力$30.00 / 1Mトークン$15.00 / 1Mトークン

バッチAPI料金は公式ドキュメント上、旧モデルgpt-image-2の値のみが明記されており、gpt-image-2.5系のバッチ料金は本記事作成時点(2026年9月14日)で個別記載を確認できていない。標準APIと同一価格体系であることから同水準になる可能性が高いが、実際の請求額は利用前に公式ドキュメントで確認したい。

1枚あたりのコストはどう決まるか

画像生成APIの課金は「1枚いくら」の定額ではなく、テキスト入力・画像入力・画像出力の3種類のトークン数に単価を掛けて合算する仕組みである。プロンプト文(テキスト入力)は数十〜数百トークン程度で寄与はわずか。編集時に参照画像を渡す場合のみ画像入力が発生する。コストの大部分を占めるのは画像出力トークンで、これは品質設定(low〜max)が上がるほど増える。OpenAIは1枚あたりの正式なトークン数表を公開していないため、以下は複数の第三者情報源による試算であり、実測とは異なる可能性がある点に注意してほしい。

1枚の画像コストはテキスト入力・画像入力・画像出力の3要素の合計で決まり、テキストと画像入力の寄与はごくわずかである一方、画像出力トークンは品質設定がlowからmaxへ上がるほど増えるため、実質的なコストの大半を画像出力トークンが占めることを示す図

- low品質・1024×1024: 第三者試算で1枚あたり1セント未満(約$0.006前後という報告あり)
- medium〜high品質: 数セント程度になるとされる
- max品質: 第三者試算で1枚あたり$0.2前後という報告がある
- 上記はいずれも推定値であり、OpenAI公式の1枚あたり確定コスト表ではない点に注意

実務での目安としては、下書きや複数案の比較検討はlow〜medium品質のFlareで素早く回し、最終納品用の1枚だけxhighやmaxのSunburstで仕上げる、という使い分けがコスト効率上は合理的である。品質設定ごとの正確なコストは、実際に少数枚を生成してAPIレスポンスのusageフィールド(消費トークン数)を確認するのが最も確実である。

APIでの使い方

APIの呼び出し方自体は旧モデルgpt-image-2と同じ画像生成・画像編集エンドポイントを使う。モデルIDをgpt-image-2.5-flareまたはgpt-image-2.5-sunburstに指定し、qualityパラメータでlow〜max・autoを選択する。編集(inpainting)にも両モデルが対応する。

from openai import OpenAI
client = OpenAI()

# 高速なFlareで下書きを生成(低コスト・低品質でまず試す)
result = client.images.generate(
    model="gpt-image-2.5-flare",
    prompt="シンプルな線画スタイルのオフィスアイコン",
    quality="medium",
    size="1024x1024",
)

# 編集精度が必要な最終仕上げはSunburst・高品質で
result = client.images.edit(
    model="gpt-image-2.5-sunburst",
    image=open("reference.png", "rb"),
    prompt="背景をオフィスからカフェに変更し、人物の表情はそのまま保つ",
    quality="xhigh",
)

# 消費トークン数はレスポンスのusageで確認できる
print(result.usage)

既存ツール・モデルとの違い

画像生成AIの主要な選択肢としては、OpenAIのGPT Image系のほか、GoogleのGemini 3 Pro Image(通称Nano Banana Pro)、そして定額サブスク型のMidjourneyが広く比較対象になる。課金の仕組みがそれぞれ異なるため、単純な数字だけでなく「トークン従量課金か」「定額プランか」の違いを押さえておく必要がある。

ツール課金方式目安コスト(1枚・標準品質)速度重視/品質重視の選択肢主な強み
GPT Image 2.5 FlareAPI従量課金(トークン制)数セント未満〜(品質設定に依存、推定)Flare=速度 / Sunburst=精度ChatGPTとAPIの両方から利用可能、既存gpt-image-2と同一料金で高速化
GPT Image 2.5 SunburstAPI従量課金(トークン制)数セント〜約$0.2前後(推定、max品質時)同上複数ターンの編集・参照画像の細部保持に強い
Gemini 3 Pro Image(Nano Banana Pro)API従量課金(画像単位の定額レート)標準解像度は1枚あたり数セント程度、4K出力で$0.24程度という報告あり解像度で価格が変わる方式4K出力対応、Google製品との連携
Midjourney月額サブスク(GPU時間消費制)Fastモードで1枚あたり数セント相当という試算あり、Relaxモードは追加課金なしFast=速度課金 / Relax=低速無料コミュニティ・スタイル表現力に定評

GPT Image 2.5とGemini 3 Pro Imageはいずれもトークンまたは画像単位の従量課金だが、Geminiは解像度によって価格帯が明確に分かれる点が異なる。Midjourneyは月額固定のサブスクリプション+GPU時間という設計で、従量課金のAPIとは前提が異なるため、大量生成が見込まれる業務用途ではAPI従量課金型の方が予算管理をしやすい場合が多い。

中小企業の実務での使いどころ

自社サイトのアイキャッチ画像やバナー、資料用のイラストなど、大量かつ反復的に画像が必要な場面ではFlareの低コスト・高速生成が向く。一方、ブランドロゴや製品写真を含む広告クリエイティブのように「元の画像の細部を保ったまま部分編集したい」ケースはSunburストの編集精度が活きる。API従量課金であるため、月間の生成枚数と品質設定をあらかじめ見積もっておくと、想定外のコスト超過を避けやすい。

注意点・制約

本記事の1枚あたりコストの数値は、OpenAI公式が正式な「品質設定ごとの出力トークン数」を公開していないため、複数の第三者情報源による試算に基づく推定値である。実際の請求額はプロンプトの長さや生成する画像のサイズ・アスペクト比によっても変動するため、本番運用前には少量のテスト生成でAPIレスポンスのusageフィールドを確認し、実測値で予算を見積もることを推奨する。またバッチAPIのgpt-image-2.5系の料金は本記事作成時点で公式ドキュメントに個別記載がなく、標準APIと同水準かどうかは今後の公式発表を確認する必要がある。

よくある質問

GPT Image 2.5はいつ発表されましたか。

OpenAIは2026年9月8日にChatGPT Images 2.5として発表し、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランおよびAPI(gpt-image-2.5-flare/gpt-image-2.5-sunburst)で展開を開始しました。

FlareとSunburstはどちらが安いですか。

公式pricingページ上、両モデルのトークン単価(テキスト入力$5.00/1M・画像入力$8.00/1M・画像出力$30.00/1M)は完全に同一です。価格差はなく、速度(Flare)か編集精度(Sunburst)かで選ぶ設計になっています。

GPT Image 2.5はGPT Image 2より値上げされましたか。

いいえ。OpenAI公式pricingページで確認する限り、gpt-image-2.5-flare・gpt-image-2.5-sunburstの標準トークン単価はgpt-image-2と完全に一致しており、値上げではありません。第三者ブログの一部に『GPT Image 2の2倍』とする記述も見られますが、本記事作成時点の公式ドキュメントとは一致しないため、公式の数値をそのまま採用しています。

1枚あたりの正確なコストはいくらですか。

OpenAIは品質設定ごとの正式な出力トークン数を公開していません。第三者情報源による試算では、1024×1024・低品質で1セント未満、最高品質(max)で$0.2前後とされていますが、これは推定値です。正確な金額を知るには実際に生成してAPIレスポンスのusageフィールドを確認する必要があります。

GeminiのNano Banana ProやMidjourneyと比べてどちらが安いですか。

課金方式が異なるため単純比較は難しいですが、GPT Image 2.5とGemini 3 Pro Imageはいずれもトークン・画像単位の従量課金、Midjourneyは月額サブスク+GPU時間消費という設計です。標準解像度・標準品質であればいずれも1枚あたり数セント程度に収まるケースが多いとされています。

お気軽にご相談ください

お問い合わせ