AI2026-05-17
DPO(Direct Preference Optimization)
別名: DPO / Direct Preference Optimization / 直接選好最適化
RLHFのように別途報酬モデルを学習せず、人間の好みデータから直接LLMを最適化するアラインメント手法。実装がシンプルで学習が安定しているため、現在の主流アプローチになっている。
概要
DPO(Direct Preference Optimization)は2023年にStanfordが提案した手法で、RLHFが必要とする報酬モデルの学習とPPOによる強化学習を省略し、好みデータ(preferred/rejected応答のペア)から直接LLMのパラメータを更新します。数式的にはRLHFと等価な解を導けることが証明されており、実装の簡便さと学習安定性から広く採用されています。
実装上の特徴
TRLなどのライブラリで数十行のコードで実装可能です。Llama・Qwenなどのオープンモデルへの適用実績が多く、独自の好みデータを用いた企業向けモデルのカスタマイズにも活用されています。
関連コラム
AI
AIガバナンス・AI規制対応ガイド|2026年に企業が知るべきAI法規制と社内ルール整備
2026年に企業が対応すべきAIガバナンスとAI規制の実践ガイドです。EU AI Actの施行スケジュール、日本のAIガイドライン動向、AIリスク分類、影響評価の方法論、透明性・説明可能性要件、AIバイアス対策、社内AI利用ルールの策定から、品川区をはじめとする東京の中小企業向けの実務的なコンプライアンスチェックリストまで網羅的に解説します。
AI
SLM(小規模言語モデル)が2026年の主役に|中小企業が今すぐ導入すべき理由と実践ガイド
Gartnerが選ぶ2026年の戦略的テクノロジートレンドに「ドメイン特化型言語モデル」が選出。大規模LLMに代わり、低コスト・高精度・データ漏洩リスクゼロのSLM(小規模言語モデル)が中小企業のAI活用を変革します。導入メリット、代表的モデル、具体的な活用シーン、導入ステップを解説。
AI
Qwen3.5-9Bファインチューニング実践ガイド|業種特化AIモデルのカスタマイズ方法
Qwen3.5-9Bを業種・業務に特化させるファインチューニングの実践方法を徹底解説。LoRA/QLoRA手法、学習データの準備、単一GPU対応のハードウェア要件、Unsloth/Axolotl/TRLの活用、業種別事例、評価・マージ・デプロイまで完全網羅します。
関連用語
お気軽にご相談ください
お問い合わせ