OpenClawをMac miniにセットアップする方法|初心者向け完全ガイド
Mac mini M4にOpenClawをセットアップする手順を初心者向けに徹底解説。ハードウェアの購入から初回タスク実行まで、ステップバイステップでご案内します。
はじめに
OpenClawは2026年最も注目されるオープンソースAIエージェントですが、その性能を最大限に発揮するには、適切なハードウェア選びが重要です。OpenClawコミュニティで圧倒的に支持されているのが、Apple Mac mini M4です。コンパクトなボディ、ファンレスによる無音動作、驚異的な省電力性能、そして¥94,800からという手頃な価格──これらすべてが、24時間365日稼働するAIアシスタントの基盤として理想的な条件を満たしています。本記事では、Mac mini M4を購入してからOpenClawで初めてのタスクを実行するまでの全工程を、初心者の方にもわかりやすくステップバイステップで解説します。
必要な準備
セットアップを始める前に、以下のものを準備してください。ハードウェアとして、Mac mini M4(¥94,800〜)が必要です。メモリは16GBモデルで十分ですが、多くのタスクを同時に処理する予定がある場合は24GBモデルも検討してください。安定したインターネット回線(有線LAN推奨)、初期設定用のキーボード・マウス・モニター(セットアップ後はSSHでリモート操作するため不要になります)、連携したいメッセージングアプリのアカウント(LINE、Slack、Discordなど)を用意します。ソフトウェアとしては、Node.js(v20以上)またはDocker、そしてLLMのAPIキー(Anthropic Claude APIまたはOpenAI GPT API)が必要です。APIキーは各サービスのWebサイトから取得できます。
ステップ1:Mac miniの初期設定
Mac miniを開封したら、まずmacOSの初期設定を行います。キーボード、マウス、モニターを接続し、電源を入れてセットアップウィザードに従います。Apple IDの設定、Wi-Fiまたは有線LANの接続、タイムゾーンの設定などを完了させてください。 次に、リモートアクセスのためにSSHを有効化します。「システム設定」→「一般」→「共有」から「リモートログイン」をオンにします。これにより、別のPCやスマートフォンからMac miniをターミナル経由で操作できるようになります。 最後に、パッケージマネージャーのHomebrewをインストールします。ターミナルを開き、Homebrewの公式サイトに記載されているインストールコマンドを実行してください。Homebrewがあれば、Node.jsやGitなどの必要なソフトウェアを簡単にインストールできます。
ステップ2:OpenClawのインストール
Homebrewのインストールが完了したら、OpenClawのセットアップに進みます。まず、GitとNode.jsをインストールします。ターミナルで「brew install git node」を実行してください。 次に、OpenClawのリポジトリをクローンします。「git clone https://github.com/psteinberger/openclaw.git」を実行し、「cd openclaw」でディレクトリに移動します。 依存パッケージをインストールするために「npm install」を実行します。インストールが完了したら、環境変数の設定ファイルを作成します。「cp .env.example .env」を実行して、テンプレートファイルをコピーしてください。この.envファイルに、次のステップでAPIキーなどの設定を記入していきます。
ステップ3:LLM APIキーの設定
OpenClawが「考える」ために必要なLLM APIキーを設定します。推奨はAnthropic Claude APIです。特に日本語のタスクではClaudeが高い精度を発揮します。 Anthropic Claude APIの場合:Anthropicの公式サイト(console.anthropic.com)にアクセスし、アカウントを作成してAPIキーを取得します。OpenAI GPT APIの場合:OpenAIの公式サイト(platform.openai.com)からAPIキーを取得します。 取得したAPIキーを.envファイルに設定します。テキストエディタで.envファイルを開き、「LLM_PROVIDER=anthropic」「ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-xxxxx」のように記入します。複数のLLMプロバイダーを設定しておくと、タスクの種類に応じてOpenClawが最適なモデルを自動選択する機能も利用できます。
ステップ4:メッセージングアプリの連携
OpenClawの最大の魅力は、普段使い慣れたメッセージングアプリからAIに指示を出せることです。ここではLINEを例に説明します。 まず、LINE Developers(developers.line.biz)にログインし、新しいプロバイダーとMessaging APIチャネルを作成します。チャネルアクセストークン(長期)を発行し、.envファイルに「LINE_CHANNEL_ACCESS_TOKEN=xxxxx」「LINE_CHANNEL_SECRET=xxxxx」として記入します。 Webhook URLの設定が必要です。Mac miniが外部からアクセスできるようにするため、ngrokやCloudflare Tunnelなどのトンネリングツールを利用するか、固定IPとポート転送を設定します。Webhook URLをLINE Developersコンソールに登録すれば、LINEからOpenClawにメッセージを送信できるようになります。 Slack、Discord、Telegramなど他のプラットフォームも同様の手順で設定できます。OpenClawの公式ドキュメントに各プラットフォームの詳細な設定手順が記載されています。
ステップ5:セキュリティ設定
OpenClawはPC上でコマンドを実行する権限を持つため、セキュリティ設定は非常に重要です。適切に設定しないと、意図しないファイル削除やシステム変更のリスクがあります。 .envファイルまたはconfig.yamlで以下を設定してください。まず、アクセス可能なディレクトリを制限します。「ALLOWED_DIRECTORIES=/Users/username/openclaw-workspace」のように、OpenClawが読み書きできるディレクトリを明示的に指定します。次に、実行可能なコマンドを制限します。「COMMAND_ALLOWLIST=ls,cat,mkdir,cp,node,npm」のように、許可するコマンドをホワイトリスト方式で指定します。rm -rfなど危険なコマンドは含めないでください。さらに、1日あたりのAPI呼び出し回数の上限を設定し、予期しない高額請求を防ぎます。「DAILY_API_LIMIT=1000」のように設定します。これらの設定は、運用に慣れてきたら段階的に緩和していくことをお勧めします。
ステップ6:動作テスト
すべての設定が完了したら、OpenClawを起動して動作テストを行います。ターミナルで「npm start」を実行し、OpenClawサーバーを起動してください。起動ログにエラーが表示されないことを確認します。 連携したメッセージングアプリ(例:LINE)を開き、OpenClawのアカウントに最初のメッセージを送信します。「今日の天気を調べてください」「デスクトップに新しいフォルダを作成してください」などの簡単なタスクで動作を確認しましょう。 OpenClawからの応答が返ってくれば、セットアップは成功です。応答が返ってこない場合は、ターミナルのログを確認してエラーの原因を特定してください。Webhook URLの設定ミスやAPIキーの入力間違いが多い原因です。ログは「logs/」ディレクトリに保存されており、トラブルシューティングに活用できます。
常時起動の設定
動作テストが成功したら、Mac miniの再起動後も自動的にOpenClawが起動するよう設定しましょう。macOSでは、launchd(ランチデーモン)を使ってプロセスの自動起動を設定できます。OpenClawのリポジトリに含まれるサンプルのplistファイルを「~/Library/LaunchAgents/」にコピーし、「launchctl load」コマンドで登録します。これにより、Mac miniの電源が入るたびにOpenClawが自動的に起動し、メッセージングアプリからの指示をいつでも受け付ける状態になります。停電後の自動復帰のために、「システム設定」→「一般」→「起動と終了」で「停電後に自動的に起動」オプションをオンにしておくことも忘れずに設定してください。
よくあるトラブルと対処法
セットアップ時によく発生するトラブルとその対処法をまとめます。 ・API接続エラー:APIキーが正しく設定されているか確認してください。.envファイルの余分なスペースや改行が原因になることがあります。また、APIアカウントにクレジットが残っているかも確認が必要です。 ・メッセージングアプリから応答がない:Webhook URLが正しく設定されているか、トンネリングツールが正常に動作しているかを確認します。LINE Developersコンソールの「Webhook検証」ボタンで接続テストが可能です。 ・トークン使用量が想定以上に多い:OpenClawの設定で、応答の最大トークン数やコンテキストウィンドウのサイズを調整します。また、タスクの複雑さに応じて適切なモデル(Claude Haikuなど軽量モデル)を選択することでコストを抑えられます。 ・Mac miniがスリープしてしまう:「システム設定」→「省エネルギー」で「ディスプレイがオフでもスリープしない」を設定します。
まとめ
Mac mini M4へのOpenClawセットアップは、初心者の方でも2〜4時間程度で完了できます。一度セットアップが完了すれば、LINEやSlackから自然言語でAIに指示を出し、ファイル操作やWebリサーチ、スケジュール管理などを自動化できる環境が手に入ります。 「自分で設定するのは少し不安」「業務で使うので確実に動作する環境を構築したい」という方には、株式会社オブライトのOpenClawプロフェッショナルセットアップサービスをお勧めします。¥49,800(税抜)で、ハードウェアの初期設定からOpenClawのインストール・メッセージングアプリ連携・セキュリティ設定・動作確認まで、すべてを1回の訪問で完了いたします。港区・渋谷区・世田谷区・目黒区・品川区・大田区への出張対応が可能です。お気軽にお問い合わせください。
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