ホームページが改ざん・表示されないときの対処 — 症状別の初動と連絡先
表示されない、見た目がおかしい、警告が出る——症状別に原因の切り分け方と、やるべき初動、連絡先の探し方を解説する。
ホームページが急に表示されなくなった、見慣れない表示に変わった、ブラウザに警告が出た——症状によって原因も初動も異なります。大きく分けると、①表示されない=サーバーやドメインの問題、②見た目がおかしい=改ざんの疑い、③警告が出る=マルウェア感染や証明書の期限切れ、の3パターンです。まずは自分のケースがどれに当たるかを切り分けることが重要です。
症状は3つに分類できる
- 表示されない(真っ白な画面・エラー表示・接続できない)→ サーバーやドメインまわりの問題である可能性
- 見た目が変わっている(見覚えのない広告・不審な文言・意図しないリダイレクト)→ 改ざんの疑い
- ブラウザに警告が出る(「危険なサイト」「保護されていない通信」等)→ マルウェア感染やSSL証明書の期限切れの可能性
症状別の切り分けチェック
| 確認項目 | 確認方法 | わかること |
|---|---|---|
| 自分だけ見えないのか | スマホの4G回線など別回線や、他のパソコンから確認する | 自分だけなら自分側の通信環境の問題である可能性 |
| 誰から見ても表示されないか | 家族や社外の人に見てもらう、外部の死活監視サービスを使う | 全員に表示されないならサーバー・ドメイン側の問題 |
| 他のサイトは見えるか | 同じネットワークで別のサイトを開いてみる | 他サイトも見えないなら自分側の回線やDNSの問題 |
| URLが正しいか | アドレスバーのURLを確認する | 見慣れないURLにリダイレクトされていれば改ざんの可能性 |
| 証明書の有効期限 | 鍵マークをクリックして証明書情報を確認する | 期限切れであれば警告表示の原因である可能性が高い |
改ざんが疑われるときの初動
- 慌てて自分でファイルを削除・修正しない(原因調査に必要な証拠が失われる)
- 画面をスクリーンショットで記録する(いつ、どのような表示だったかの証拠になる)
- 判断がつく場合は一時的にサイトを非公開にする、またはメンテナンス表示に切り替える。自分で判断できない場合は無理に触らない
- 制作会社・保守会社に速やかに連絡する
- レンタルサーバーの管理画面でログイン履歴やファイルの更新日時が確認できる場合は、記録しておく
表示されない場合のチェックリスト
- ドメインの有効期限が切れていないか(管理画面またはWhois検索で確認)
- レンタルサーバー側で障害が発生していないか(サーバー会社の障害情報ページを確認)
- SSL証明書の有効期限が切れていないか
- 支払いの滞納でサービスが停止されていないか
- DNS設定が変更されていないか(最近ドメインやサーバーを移管した場合は特に注意)
警告が出る場合の初動
ブラウザに「このサイトは安全ではありません」といった警告が出る場合、マルウェアの埋め込みやSSL証明書の期限切れ、設定不備が考えられます。まずはSSL証明書の有効期限を確認し、切れていれば更新を依頼しましょう。マルウェアが疑われる場合は自己判断で駆除ツールを実行せず、制作会社やセキュリティ専門業者に相談してください。検索エンジンやセキュリティサービスに「危険なサイト」として登録されてしまった場合は、原因を解消したうえで、各サービスの審査解除申請が必要になります。
制作会社と連絡が取れないとき
契約している制作会社や保守会社に連絡がつかない、すでに廃業している等の場合の対処法はホームページの制作会社と連絡が取れないときの対処法で詳しく解説しています。
WordPressサイトの注意点
WordPressで構築されたサイトは、プラグインやテーマの脆弱性を突かれて改ざん被害に遭うケースが少なくありません。日頃の更新管理を怠っているサイトは特にリスクが高く、詳しくはWordPressサイトを放置する保守リスクで解説しています。
再発防止のためにできること
- CMSやプラグイン、テーマを常に最新版に保つ
- 管理画面のパスワードを使い回さず、可能であれば二段階認証を設定する
- 定期的にバックアップを取得し、実際に復元できる状態かを確認しておく
- ドメインとサーバーの契約更新日をカレンダーで管理し、自動更新設定を確認する
- 保守契約の範囲(更新作業・障害対応・緊急連絡先)を制作会社とあらかじめ確認しておく
よくある質問
改ざんされた場合、警察に相談すべきですか?
不正アクセスによる改ざんが疑われる場合は、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談できます。証拠となるスクリーンショットやログは、あらかじめ保存しておくとよいでしょう。
サイトが表示されない間、問い合わせへの影響はどうすればいいですか?
電話番号や既存のSNSアカウントなど、代替の連絡手段を訪問者に案内できないか検討するとよいでしょう。技術的な復旧作業は制作会社やサーバー会社と並行して進めます。
自分でWordPressのファイルを修正してもいいですか?
原因が特定できていない状態での修正は、証拠を失ったり被害を悪化させたりするおそれがあります。知識に自信がない場合は、制作会社やセキュリティ専門業者に相談してから対応することをおすすめします。
ドメインの期限切れで表示されなくなった場合、すぐ直りますか?
更新すれば通常は反映されますが、更新猶予期間を過ぎている場合は再取得が必要になったり、反映まで時間がかかったりすることがあります。管理画面やレジストラに確認してください。
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