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株式会社オブライト
Software Development2026-10-22約13分で読めます

claude-plugins-officialとは

Anthropic公式Claude Codeプラグインディレクトリの使い方・Cursor pluginsとの違い・安全な選び方

claude-plugins-officialは、Anthropicが管理するClaude Code公式のプラグインディレクトリ(315件・Apache-2.0)。費用はClaude Code利用料のみ。/plugin installの手順、チーム配布、Cursor pluginsとの違い、安全面の注意を解説【2026年10月】


anthropics/claude-plugins-officialは、AnthropicがGitHubで管理している、Claude Code用プラグインの公式ディレクトリ(マーケットプレイス)です。Claude Codeのプラグインとは、スキル・コマンド・エージェント・フック・MCPサーバーなどをひとまとめにして配布する仕組みで、/plugin install の一行で導入できます。このリポジトリの claude-plugins-official は、Claude Codeが初回の対話セッションで自動登録する標準のカタログです(2026年10月19日時点でGitHubスター約4.3万、Apache-2.0)。

結論として、Claude Code自体の利用料以外に、プラグインの仕組みへ追加料金はかかりません。ただし収録プラグインの多くはパートナー企業など第三者の製作物で、フックやMCPサーバーを通じて手元でコードを実行し得ます。「公式ディレクトリに載っている」ことは安全の保証ではないため、導入前に中身を確認し、信頼できる提供元に絞るのが前提です。

claude-plugins-officialとは — 何ができるか

プラグインは、Claude Codeに機能を足すための配布単位です。1つのプラグインに次の部品を入れられ、導入するとまとめて有効になります(公式ドキュメントより)。

- スキル/コマンド: 手順書(SKILL.md)や、/プラグイン名:コマンド名 で呼ぶスラッシュコマンド
- エージェント: 専用の役割を持つサブエージェントの定義
- フック: ツール実行の前後などで走るシェルコマンド(自動整形、チェックなど)
- MCPサーバー: GitHub、Slack、Linear、Notionなど外部サービスとの連携
- LSPサーバー: 言語サーバーによるコード補完・診断(TypeScript、Pythonなど13言語分が公式プラグインとして並ぶ)

日本語図解: Diagram: a marketplace catalog (claude-plugins-official) is installed into Claude Code with /plugin install, adding skills, commands, agents, hooks, MCP servers and LSP servers together; hooks and MCP servers can execute code.

marketplace.json(カタログ)に載ったプラグインを、/plugin から検索して入れる流れです。個別にMCPサーバーを登録したり、フックの設定を手で書いたりする代わりに、「入れる単位」を1つにまとめられるのが利点です。フックやMCPの仕組み自体はClaude Code Hooks完全ガイドとClaude Code MCP連携ガイドで解説しています。

収録数・カテゴリ・公式/パートナー/コミュニティの区別

リポジトリの .claude-plugin/marketplace.json を2026年10月19日に集計したところ、収録は315件でした(日々増減するため目安です)。内訳は次のとおりです。

- Anthropic自作(/plugins): 39件。commit-commands、code-review、feature-dev、security-guidance、各言語のLSPプラグインなど
- リポジトリ内の外部枠(/external_plugins): 14件。github、linear、playwright、asanaなど
- 外部リポジトリを参照するもの: 262件。各社・各作者のGitHubリポジトリを url または git-subdir で指す(SHA固定のものが多い)

カテゴリ別では、development 123件、productivity 69件、database 39件、monitoring 22件、security 18件、deployment 9件、design 8件が目立ちます(ほかに少数のカテゴリと、カテゴリ未設定が14件)。AWS、Azure、Atlassian、Airtable、Auth0など、ツールの提供元が自社サービスと連携するプラグインを出す形が中心です。公式ドキュメントも、収録の大半はパートナーなどの外部製で、Anthropic製は少数だと説明しています。

区別は次のように整理できます。公式リポジトリ(claude-plugins-official)にはAnthropic製とパートナー製が同居し、コミュニティ投稿は別リポジトリ anthropics/claude-plugins-community(マーケットプレイス名 claude-community)に分かれています。Anthropicは第三者のマーケットプレイスを審査しないため、それ以外は自己責任の領域です。WebのClaude Marketplaceでは、一部のプラグインに「Anthropic verified」の表示が付きます。

インストールと料金

インストール手順は次のとおりです。公式マーケットプレイスは、最初に対話セッションを起動した時点でClaude Codeが自動で追加するため、通常は登録作業が要りません。

# Claude Code のセッション内で
/plugin install commit-commands@claude-plugins-official

# 検索して選ぶなら(Discoverタブ)
/plugin

# シェルから入れる場合(既定はユーザースコープ)
claude plugin install commit-commands@claude-plugins-official --scope project

セッション内の /plugin install はその場で入れず、詳細画面を開きます。そこで「Will install」に出る部品(コマンド・エージェント・スキル・フック・MCP/LSPサーバー)を確認し、スコープを選んで確定します。スコープは3種類です。

- ユーザー: 自分のすべてのプロジェクトで有効(~/.claude/settings.json)
- プロジェクト: そのリポジトリの全員で有効(.claude/settings.json)
- ローカル: 自分だけ・そのリポジトリだけ(.claude/settings.local.json)

料金は、Claude Codeの利用料のみです。プラグインの仕組みとこのディレクトリ自体は無料で、リポジトリのライセンスはApache-2.0、各プラグインは個別のライセンスに従います。ただし、パートナー製プラグインが接続する先の有料SaaS(各サービスの契約)や、フック・MCPが呼ぶ外部APIの費用は別です。

使い方(最短手順)

- Claude Codeを起動し、/plugin を実行して Discover タブで検索する(または /plugin install 名前@claude-plugins-official)
- 詳細画面で「Will install」の中身を読み、スコープを選んで確定する
- 完了メッセージで有効化を確認し、/ を押して /プラグイン名:スキル名 が出ることを確かめる(反映待ちなら /reload-plugins)
- 合わなければ /plugin の Installed タブから無効化・削除する(claude plugin disable / uninstall もある)

管理は /plugin の Installed タブで行えます。更新は、公式マーケットプレイスなら既定で自動更新が有効です。それ以外のマーケットプレイスは既定でオフなので、必要に応じて Marketplaces タブで切り替えます。

チーム全体で配布する(.claude/settings.json)

プロジェクトの .claude/settings.json に書くと、リポジトリの全員に同じプラグインを案内できます。extraKnownMarketplaces でマーケットプレイスを登録し、enabledPlugins で有効にするプラグインを プラグイン名@マーケットプレイス名 の形で指定します(公式ドキュメントの例を簡略化)。

{
  "extraKnownMarketplaces": {
    "your-marketplace": {
      "source": { "source": "github", "repo": "your-org/your-marketplace" }
    }
  },
  "enabledPlugins": {
    "code-formatter@your-marketplace": true
  }
}

注意点が2つあります。リポジトリ側の extraKnownMarketplaces は、利用者がフォルダを信頼した後にだけ有効です。また、プラグインが外部リポジトリを参照している場合は、設定をコミットするだけではダウンロードされず、各メンバーが claude plugin install 名前@マーケットプレイス --scope project を一度実行する必要があります。会社全体に強制したい場合は、管理設定(managed settings)の strictKnownMarketplaces で許可するマーケットプレイスを絞る方法があります。

プラグインの作り方と投稿

自作プラグインの最小構成は、.claude-plugin/plugin.json(必須項目は name のみ。kebab-case)と、必要に応じた skills/、commands/、agents/、hooks/hooks.json、.mcp.json です。plugin.json 自体も省略でき、その場合は標準のディレクトリ構成から部品を拾います。検証は claude plugin validate ./my-plugin で行えます。名前が claude- や anthropic- で始まるものは、Anthropic製と紛らわしいため検証でエラーになります。

公式ディレクトリへの掲載を希望する場合は、READMEが案内するプラグイン投稿フォームから応募します。READMEは「品質とセキュリティの基準を満たすこと」を条件としていますが、審査の具体的な手順や期間は公開されていません。一方、自分のマーケットプレイスを作って配るだけなら、審査は不要です(GitHubリポジトリに .claude-plugin/marketplace.json を置き、/plugin marketplace add owner/repo で追加してもらう)。

既存の方法との違い(Cursor plugins・claude-code-templatesほか)

「claude code plugins cursor plugins」のように並べて調べられることが多いため、近い選択肢を整理します。CursorのプラグインはCursor側の仕様(cursor/plugins)で、構成が似ていますが、対象のエディタが異なります。

方法位置づけ配る単位注意点
claude-plugins-official(Claude Code公式プラグイン)Claude Code標準のカタログ。Anthropic製とパートナー製(計315件)。/plugin install で導入スキル・コマンド・エージェント・フック・MCP・LSPの束掲載は安全の保証ではない。フック/MCPは手元でコードを実行し得る
Cursor plugins(cursor/plugins)Cursorのプラグイン仕様と公式プラグイン集(約100件、MIT)。.cursor-plugin/plugin.json とマーケットプレイス定義を持つスキル、ルール(.mdc)、MCP定義Cursor向け。READMEにインストール・公開手順の記載がなく、Claude Codeでは使えない
claude-code-templatesコミュニティ製CLI。agent・MCP・hookなどをコマンドで導入する個別のテンプレート単位公式ディレクトリとは別の仕組み。導入方法はこちら
MCPサーバー単体の導入claude mcp add などで外部ツールだけを登録MCPサーバー1つスキルやフックは付かない。手動設定が必要
Agent Skills単体SKILL.mdを置くだけの手順書スキル1つ最も軽いが、MCPやフックは別に用意する

使い分けの目安は次のとおりです。外部SaaSとつなぎたい、複数の部品を一度に揃えたい場合は公式ディレクトリのプラグイン。自分専用の手順を1つ足すだけならSkills単体。接続先を1つだけ試すならMCP単体。なお、プラグイン形式を複数ツールで共通化する動きとして、ベンダー中立のAgent Plugins 1.0もあります。

プラグインとして配られる例は、図解スキルのdiagram-designのように、実際に1つ入れて試せます。

セキュリティ上の注意

公式ドキュメントは、プラグインが「ユーザー権限で任意のコードを実行し得る」と明記しています。特に次の部品が該当します。

- フック: シェルコマンドとして、Claude Codeのサンドボックス外で、利用者の権限で動く
- MCP/LSPサーバー: 手元でプロセスとして起動される
- bin/ ディレクトリ: 有効な間、Bashツールの PATH に追加される
- スキル・コマンド・エージェント: Claudeへの指示として文脈に入り、動作を左右する
- 自動更新: 有効なマーケットプレイスでは、確認済みのファイルがあとから書き換わり得る

導入前の確認手順は、(1) claude plugin marketplace list で出どころを確認、(2) /plugin の詳細で「Will install」を読む、(3) hooks/hooks.json、.mcp.json、bin/ の中身をGitHubで読む、の3段階です。インストール済みなら claude plugin details 名前 で部品一覧を確認できます。信頼できないと判断したら claude plugin uninstall で削除します。組織では、managed settingsで許可するマーケットプレイスを限定し、disableSideloadFlags で --plugin-dir などの持ち込みも止められます。

よくある質問

claude-plugins-officialは無料ですか?

ディレクトリとプラグインの仕組みに追加料金はなく、費用はClaude Codeの利用料です。リポジトリはApache-2.0、各プラグインは個別のライセンスに従います。パートナー製プラグインが接続するSaaSの契約料や外部APIの費用は別にかかる場合があります。

公式マーケットプレイスのプラグインなら安全ですか?

保証はありません。公式ドキュメントも、Anthropicはプラグインに含まれるMCPサーバーやファイルを管理しておらず、内容が変わらないことも検証できないという趣旨を示しています。収録の大半はパートナーなど第三者の製作物です。フックとMCPの中身を確認してから入れてください。

/plugin install を実行しても、すぐに入らないのはなぜですか?

セッション内では、詳細画面が開き、スコープを選んで確定するまでインストールされない仕様です。シェルから claude plugin install 名前@マーケットプレイス を実行すると、確認画面を出さずに導入できます。

Cursor pluginsのプラグインはClaude Codeで使えますか?

そのままでは使えません。Cursorは .cursor-plugin/plugin.json を使い、Claude Codeは .claude-plugin/plugin.json を使うなど、仕様が別です。スキル(SKILL.md)のように共通の考え方で書かれた部品は、移植しやすい場合があります。

自分のプラグインを公式ディレクトリに載せるには?

READMEの投稿フォームから応募します。条件は品質とセキュリティの基準を満たすこととされていますが、審査の詳細は公開されていません。審査なしで配るだけなら、自分のGitHubリポジトリにmarketplace.jsonを置いて公開できます。

まとめ

- claude-plugins-officialは、Anthropic管理のClaude Code公式プラグインディレクトリ(315件、Apache-2.0)
- 導入は /plugin install 名前@claude-plugins-official。費用はClaude Codeの利用料のみ
- 大半はパートナー製。コミュニティ投稿は別の claude-community マーケットプレイス
- チーム配布は .claude/settings.json の extraKnownMarketplaces と enabledPlugins
- フックとMCPは手元でコードを実行し得るため、導入前に中身を確認し、信頼できる提供元に限る

まずは commit-commands のようなAnthropic製の小さなプラグインで流れを試し、詳細画面の見方に慣れてから、外部サービス連携のプラグインへ広げるのが安全です。

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