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株式会社オブライト
AI2026-11-03約10分で読めます

Hallmark とは — AIっぽいUIを避けるコーディングエージェント用デザインスキル。使い方・インストール・Imp

eccable との違い【2026年版】

Hallmarkは、Together AIが公開したMITライセンスのデザインスキルで、Claude Code・Codex・CursorにAIっぽいUIを避けさせる。導入コマンド、使い方、50種のテーマ、Impeccableとの違い、注意点を整理。2026年11月更新。


Hallmark は、Claude Code・Codex・Cursor・OpenCode に「いかにもAIが作った見た目」のUIを避けさせるためのデザイン用エージェントスキルで、Together AI が公開している(MITライセンス、無料)。固定の品質ルールを守らせたうえで、50種のテーマから3案を提示し、ブラウザで検査して仕上げる流れを持つ。ランディングページやWeb UIを作らせると毎回似たような出力になる人に向く。一方、出力は単体のHTML/CSSなので、既存の大きなデザインシステムへの組み込みより、新しいページを作る用途のほうが合う。

リポジトリは2026年4月27日に作られ、2026年5月に公開された。2026年11月2日時点のスター数は約4.5万で、GitHubの週間トレンド1位(今週+11,566スター)になっている。2026年10月22日にリリース版の2.0.0が統合され、10月27日にテーマが50種に増えた。本稿では、GitHubのREADMEなど一次情報をもとに、導入方法、使い方、Impeccable などとの違い、注意点を整理する。公式が書いていない事項は未公表として扱う。

Hallmark とは

コーディングエージェント向けの「スキル」(SKILL.md を中心にした指示と補助スクリプトの束)で、公式の説明は「AIが作ったように見えることを拒むデザインスキル」である。デザインの判断をすべて固定するのではなく、守るべき最低限のルール(Floor)だけを固め、それ以外はテーマの選択やページの目的から決めさせる。作者は Together AI の Hassan El Mghari 氏(GitHub: Nutlope)で、READMEには Impeccable、frontend-design、taste-skill などから着想を得たと書かれている。

項目内容
提供Together AI(GitHub: Nutlope/hallmark、公式サイト: usehallmark.com)
ライセンスMIT
対応エージェントClaude Code、Codex CLI、Cursor、OpenCode(導入時の --agent には github-copilot も指定可)
必要環境Node.js 18以上。ブラウザでの検査には Chrome と puppeteer-core(静的なチェックは不要)
最新版2.0.0(2026年10月22日にリリース版を統合。GitHub Releases は未公開)
出力形式ページごとに単体のHTMLとCSS。デザイン判断は最初のCSSコメントに記録される

何ができるか

機能内容
3段階の品質ゲートFloor(コントラスト、フォーカス、モーション低減、事実の捏造、スマホでの崩れ。通らなければ出さない)、Reflex(モデルが陥りがちな癖。理由を記録すれば覆せる)、Finish(細部の仕上げ。公開は止めない)
50種のテーマ紙、書体、色、面、部品、質感を組にした「素材」のカタログ。プロンプトに合う3案を提示する
ページの目的から組む訪問者がそのページで何をしに来たかから構成を決める(予約ページなら予約操作をその業種で期待される位置に置く)
実際の製品画面URL、開発サーバー、アプリからスクリーンショットを取り込める
写真755枚Wikimedia Commons の公開ライセンス写真(CC0、パブリックドメイン、CC BY、CC BY-SA)をページ上にクレジット付きで使う。Unsplash・Pexels・Pixabay は対象外
作り直しと診断redesign は内容と配線を残してデザインを変え、audit はレポートのみ出す
ブラウザでの検査実ブラウザで「機械が作った痕跡(tells)」を検出する。例は、全見出しの上に付く小さなラベル、字間を広げた大文字のラベル、全ページ末尾の登録フォームなど
Hallmark の作業の流れ(事前確認→テーマを3案→ヒーローから作る→ブラウザで検査とレビュー)

作業は4段階で進む。(1) 事前確認(Pre-flight):プロジェクトのフォント、配色、フレームワーク、固定された design.md を読み、写真や実際の数値といった素材を一度だけ尋ねる。ないものは捏造しない。(2) テーマの提示(Deal):theme.mjs deal が合うテーマを3案出し、draw がページの目的から配置を決める。(3) ヒーローから作る(Hero first):最初にヒーローだけを作って描画し、確認してから残りに進む。(4) 検査とレビュー(Lint & review):sloplint.mjs --render が8つの画面幅で検査し、最後に新しい文脈のサブエージェントがレビューする。redesign では、作業前に sloplint --before がリンク、入力欄、ハンドラ、見出しをすべて記録し、作業後に sloplint --kept が1つでも欠けていれば失敗とする。既存ページを作り直しても機能が消えない仕組みである。

インストール・料金

導入は npx skills add が基本で、Claude Code ではプラグインとしても入れられる。ブラウザでの検査を使うなら puppeteer-core と Chrome が要る。

# 全プロジェクトに導入(-g を外すと現在のプロジェクトのみ)
npx skills add nutlope/hallmark -g

# エージェントを指定する場合(codex / opencode / cursor / github-copilot も指定可)
npx skills add nutlope/hallmark -g --agent claude-code

# Claude Code プラグインとして導入する場合(/hallmark:hallmark で呼び出す)
/plugin marketplace add nutlope/hallmark
/plugin install hallmark@hallmark

# ブラウザでの検査に使う(Chrome も必要)
npm i -g puppeteer-core

スキルの置き場所は、Claude Code が ~/.claude/skills/hallmark、Codex CLI が ~/.agents/skills/hallmark で、Cursor と OpenCode はこれらのコピーを見つけて使う。リポジトリをクローンした場合は node skills/hallmark/scripts/install.mjs でも導入できる。スキル自体は無料(MIT)で、費用は使うエージェントのモデル利用料として別にかかる。目安のトークン消費量は公式には未公表である。

使い方(最短手順)

1. スキルを導入し、エージェントを起動する
2. /hallmark に続けて作りたいページを自然な文章で頼む(Codex CLI では $hallmark)
3. 事前確認で聞かれた写真や実際の数値を渡す(ない場合は「ない」と伝える)
4. 提示された3つのテーマから選ぶ。ヒーローが先に作られるので、方向性を確認してから先へ進める
5. 検査結果とレビューを読み、必要なら修正を依頼する

# Claude Code / Cursor / OpenCode
/hallmark 歯科医院の予約ページを作って

# Codex CLI
$hallmark 歯科医院の予約ページを作って

# 既存ページの作り直し(内容と配線は残し、デザインシステムとレイアウトを変える)
/hallmark redesign ./index.html

# 診断だけ(レポートのみ、ファイルは変更しない)
/hallmark audit ./index.html

プロンプトには自然文の修飾語を付けられる。「keep the layout」は配置を保ったまま見た目だけを変え、「polish」は機械的な痕跡の修正だけを行い、「custom」はテーマのカタログを使わずプロンプトだけで進める(ルールは同じ)。「use hallmark to build ...」のように頼んでも呼び出せる。また scripts/install-hook.mjs を実行すると、編集のたびに Floor を確認するフックを Claude Code に追加できる。

Impeccable・taste-skill・frontend-design との違い

ツール提供・ライセンスアプローチ主なコマンド向いている用途
HallmarkTogether AI(Nutlope)/MIT固定の品質ルール(Floor)、50種のテーマ、ブラウザでのlint、サブエージェントのレビューを組み合わせた作成パイプライン/hallmark、redesign、audit新しいランディングページやWeb UIを、AIっぽさを避けて作る
Impeccablepbakaus(Paul Bakaus)/Apache-2.0コーディングエージェントに「デザインの語彙」を与え、既存のUIを調整・磨き込むコマンド群(24コマンド)/impeccable init、bolder、quieter、critique、audit、polish など既存UIの方向づけ、レビュー、仕上げ
taste-skillLeonxlnxエージェントのアートディレクションと見た目の確認を導くスキル群(詳細は公式README参照)公式のREADMEを参照見た目の方向性を引き上げたい場合
frontend-designAnthropic 公式スキル集(anthropics/skills)に含まれるフロントエンドのデザイン用スキル(一般的な説明にとどめる)公式のリポジトリを参照Claude で手軽に整ったフロントエンドを作る

使い分けの目安は次のとおりである。新しいページをゼロから作り、機械的な痕跡を検査で潰したいなら Hallmark が合う。すでにあるUIを強める・弱める・磨くといった調整を、コマンドの語彙で指示したいなら Impeccable が向く。両者は役割が重なる部分もあるが、併用もできる。Hallmark 自身も README で Impeccable や frontend-design を着想元として挙げており、競合というより発想を共有するツールとして並べて試すのがよい。

注意点・向いていない用途

- 出力は単体のHTML/CSSなので、既存のコンポーネント設計(ReactやNext.jsなど)に組み込むには手作業が要る
- ブラウザでの検査には Chrome と puppeteer-core が必要で、静的なチェックだけの環境では検査の範囲が狭くなる
- 写真は CC BY・CC BY-SA のものを含み、帰属表示が必要になる。Hallmark はページ上にクレジットを付けるので、消さずに残すこと
- ブランドの方針やトーンの決定は代わらない。デザイナーが決めるべき判断は人が行う
- モデルの利用料が別にかかる。ヒーロー作成、検査、レビューで複数回のやり取りが発生する
- 更新が速い。2026年10月だけでも大きな更新が続いたので、導入前にリポジトリで最新の仕様を確認する

エージェントスキルの他の例は、Cloudflare security-audit-skill、diagram-design スキルの記事で扱っている。Claude Code そのものの使い方はClaude Code 完全ガイドを参照。

よくある質問

Hallmark は無料で使えますか。

スキル本体は MIT ライセンスで無料である。ただし、動かすコーディングエージェントのモデル利用料は別にかかる。

Claude Code 以外でも使えますか。

使える。READMEは Claude Code、Codex、Cursor、OpenCode を対象にしており、導入時の --agent には github-copilot も指定できる。Codex CLI では $hallmark、Cursor と OpenCode では /hallmark で呼び出す。

既存のサイトにも使えますか。

使える。/hallmark redesign <パス> は内容と配線を残してデザインシステムとレイアウトを変え、/hallmark audit <パス> はレポートだけを出す。redesign では作業前後にリンク、入力欄、ハンドラ、見出しを照合する。ただし出力は単体のHTML/CSSなので、大きなコンポーネント設計の中に戻す作業は別途必要になる。

日本語のサイトでも使えますか。

プロンプトは日本語で書いてもエージェントが解釈するため頼める。ただし、公式が日本語サイトへの対応を明記しているわけではない。テーマの書体や文字組みは Hallmark 側で設計されるため、日本語の表示(フォント、行間、字詰め)は実際の出力を自分で確認したほうがよい。

Impeccable と併用できますか。

併用を禁じる記載は確認していない。新規ページは Hallmark で作り、既存UIの調整や仕上げは Impeccable のコマンドで行うといった役割分担ができる。ただし同じ指示が重なると出力が揺れることもあるため、最初は1つずつ試すのがよい。

参考リンク

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